「初恋」の花と、歴史に酔いしれる新潟・南魚沼のドライブ

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誰もが心踊る春という季節。雪国も長い冬を終えて春を迎えた時、その景色は一変します。
ここ新潟・南魚沼には「初恋」の花が咲きほこり、訪れる人に春の訪れと、新しい季節への大きな希望を感じさせてくれます。しかしこの花も厳しい雪の季節を耐え忍ぶからこそ、綺麗な花を咲かせることができます。今回はそんな「初恋の花」と、南魚沼の雪国の歴史を辿るドライブコースをご紹介します。
(トップページ写真は、南魚沼市の六日町観光協会様よりご提供いただきました)

コース地図新潟県 南魚沼市)

コース概要(日帰り)

コース移動時間約38分
コース距離12.8 km
目安予算3,000円〜5,000円/人
ガソリン代 /

スポット詳細

カタクリ群生地(坂戸山・六万騎山・飯鋼山)

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4月初旬を迎えると、南魚沼市には市の花でもある、鮮やかな「カタクリの花」が咲きほこります!
町からのアクセスも良い、坂戸山・六万騎山・飯鋼山一帯はカタクリ群生地として、多くの山野草ファンや
低山トレッキングの愛好者を集めるスポットになっています。

カタクリは古くから「かたたご(語源は諸説ありますが、「籠を傾けたように咲くことから」)と呼ばれ、
それが転じてカタクリになったと言われています。
このうつむき気味に咲く花の姿から、「初恋」という花言葉がつきました。
これは、恥じらいにより自分の気持ちをうまく伝えられない、切ない初恋の気持ちを連想したものであると
言われています。

大切な人と一緒にカタクリの花を見て、その頃の気持ちを思い出してみたり、そんな想いを伝えられたから
こそ、今隣にいてくれるんだということに、深く感謝することもできるのではないでしょうか。
一帯に咲くカタクリの花を見ていると、なんだかそんな素敵な気持ちにさせてくれますよ!

カタクリの花のもう一つの花言葉が「寂しさに耐える」です。こちらもうつむいて咲く姿からついたものですが、
カタクリは冬の間降り積もる雪の下で、春・雪解けになるのを待って、地上に細い細い葉を伸ばします。
そこから7〜8年の長い時間をかけ花を咲かせるため、最初の時期は花のない葉の時期が長い植物です。
気づかれずに踏まれてしまうものも多く、そんな時期を長く経験することでようやく、人の心に届くキレイな
花になります。
春、進学や就職・転職や異動など、新しい環境を迎える方も多いと思いますが、キレイな花を咲かせるカタクリの
そんな背景を知れば、「よし、頑張ろう!!」と思えるパワーをもらえると思います!

4月初旬から5月初旬の約1ヶ月間が見頃なので、是非春先には訪れていただきたいオススメスポットです!

所在地:日本, 〒949-6611 新潟県南魚沼市坂戸 新潟県南魚沼市坂戸

ほてる木の芽坂

お米がおいしそう・・・。いえいえ、南魚沼と言えば日本が世界に誇るお米の名産地。
間違いないおいしさです!!

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カタクリを見に、トレッキングを楽しんだ後は疲れを癒やすために温泉はいかがでしょうか。

ここ「ほてる 木の芽坂」は八海山、中ノ岳、駒ヶ岳からなる越後三山とコシヒカリの田園に囲まれた、
魚沼の原風景の中に位置するホテルです。

宿泊もオススメですが、今回のお目当ては屋上にある絶景の露天風呂!!
春から夏は緑鮮やかな越後三山と田園の風景が、冬は雪化粧したその景色を視界いっぱいに味わいながら
温泉を楽しむことができます!(なお、夜には満点の星空の元で入浴でき、こちらも格別です!)

入湯だけであれば800円で利用可能です。また平日のみ限定プランとして日帰り小湯治プランも用意されており、
こちらは個室利用とおいしいご飯までセットでついてくるお得なプランになっています。

<ご利用時間> ●入浴のみ利用   : 10:00〜15:00
        ●日帰り小湯治プラン: 10:00〜15:00 もしくは16:00〜21:00
<料金>    ●入浴のみ利用   : 800円(1名あたり)
        ●日帰り小湯治プラン: 3,000円(1名あたり/2名から予約可能)

※いずれも要予約。詳しくは、ほてる木の芽坂にお電話の上ご確認ください。

所在地:日本, 〒949-6636 新潟県南魚沼市小栗山93−1

農家レストラン まつえどん

写真からも手作りの温かさと、美味しさが伝わります!!

南魚沼産米粉カレー! 食指が動きます!!

五穀米の恵方巻きです。絶品な味はもちろん、非常にフォトジェニックな雰囲気!

「まつえんどん」の名物にして、多くのファンを持つ玄米ベーグル。とにかくもちもちで美味!!

トレッキングして、温泉にも入ったところで、すっかりお腹も空いた頃ですね。
オススメなのが、南魚沼市六日町にある「農家レストラン まつえんどん」!
2017年1月に農家のお弁当屋から農家レストランへとリニューアルオープンしたお店です。

木のぬくもりを感じる落ち着いた内・外装と、地場産の素材をふんだんに使用し、調味料も無添加のものを
使用するなど店主のこだわりが詰まったお料理の数々。写真からもおいしさが伝わってきますよね!
それもそのはず!この「農家レストラン まつえんどん」を運営するのは、お米の生産をされている
みわ農園の現代表、三輪弘和さん・弥生さんご夫妻。

現在主流のBL米という栽培しやすく品種改良されたものではなく、昔ながらの甘みのあるコシヒカリを
土に合わせ、多くの手間をかけて育てている方々が運営するレストランなので、お米の美味しさは
言うまでもありません!
加えて、弘和さん・弥生さんともにプロの料理人としてキャリアを積んできたため、素材がいいだけでなく
料理自体も一つひとつが絶品!!

みわ農園で育てた玄米を使って作ったベーグルも、もちもちで地元を含めファンが多い逸品です。

お米、ベーグルともにオンラインショップでも購入可能ですので、訪れて気に入った方、また
行く前に興味を持っていただいた方は是非試してみてくださいね!

<営業時間> ランチタイム : 11:00〜14:00
       ディナータイム: 17:00〜22:00
<定休日>  日曜日(ただし翌日月曜日が祝日の場合は営業、月曜日休業)

所在地:日本, 〒949-6608 新潟県南魚沼市美佐島972

鈴木牧之記念館

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美味しい料理を心ゆくまで満喫した後は、南魚沼の歴史にも触れてみましょう!
南魚沼は、江戸時代に『北越雪譜』を出版し、当時の大ベストセラーとなった文人
鈴木牧之(ぼくし)の生まれ故郷でもあります。彼の功績はここ鈴木牧之記念館だけでなく、
「牧之通り」として通りの名前としても残るほど。

この『北越雪譜』とは何かというと、牧之が19歳で商売のため、はじめて江戸に行った際、
江戸の人々が越後(現在の新潟県)の雪の多さを知らないことに驚き、雪を通じた地元の生活や
風習等を紹介しようと考え、出版したものです。

実はこの『北越雪譜』が世に出るまでには、取次をしてくれた方が途中で亡くなる等、幾度となく
困難にぶつかり、日の目を見るまでに、最初の執筆を初めてから実に40年という長い期間を要しました!

そこまでして牧之がこの本を出版したかった理由として、牧之曰く(要約)
 ①越後の雪を詠んだ歌はたくさんあるけど、実際に越後の雪を前にして詠んだ歌はほとんどない
 ②西行が書いた『山家集』や、頓阿が書いた『草庵集』にも越後の雪についての歌はない。その他の
  文献でも越後の雪について詠われたものはない
 ③松尾芭蕉も新潟に来て俳句を詠んだが、これは夏や秋のもので、芭蕉も雪は見ていない
 ④実際に越後に来る文人墨客はたくさんいるけど、秋になると冬の雪を恐れて皆故郷に逃げ帰ってしまう。
  だから、越後の雪についてはの詩歌も紀行もない
 ⑤ごく稀に他県の人が雪の越後にいてくれたとしても、彼らは文人ではないので、書物として残ることがない。
 ⑥越後の文人・橘崑崙が『北越奇談』を出版したが、雪のことについては一言も触れられていない
 ⑦自身の知る限り日本一とも言えるこの越後の雪について記した書物はどこにもない

だからこそ、自分がその現実を伝えようという想いで、自身の生涯という長い年月をかけて世に送り出したのです。
非常に読みやすい長さの文章と、牧之自身の手による精緻なイラストにより、今では当時の時代背景を知る貴重な
資料としても価値のある書物です。実は出版の手伝いをしてくれた山東京山(さんとう きょうざん)も、あまりの
雪国の厳しさに「いや、これは大げさだろう!!」と加筆修正した部分もあったそうですが、後にそれが正しいと
わかったようで、江戸に住む雪を知らない人々が深く引き込まれるほど、独特な雪国の世界がありのままに綴られて
いる書となっています。

この鈴木牧之記念館では、そんな牧之の残した資料から、当時の歴史や交流のあった文人・画家などの様子を
知ることができます。

<開館時間> 9:00〜16:30
<休館日>  毎週火曜日(祝日の場合は水曜日)、年末年始
       ※ただし、8月、9月14日〜11月28日は無休
<入館料>  大人   :500円 
       小・中・高:250円

所在地:日本, 〒949-6408 新潟県南魚沼市塩沢1112−2

OHGIYA CAFE

今回のドライブの最後はオシャレなカフェでコーヒーでもどうでしょうか?
それなら、ここ南魚沼市塩沢にある「OHGIYA CAFE」がオススメです!

実はここ、先程の鈴木牧之とも縁が深い酒蔵・青木酒造が2棟の蔵を移改築して作ったカフェなんです。
青木酒造は1717年に創業し、現・代表取締役の青木貴史氏で12代目という歴史ある蔵。
この7代目として青木酒造を継いだのが、鈴木牧之の次男である弥八氏だったことと、現在青木酒造の
看板銘柄となっている「鶴齢」の名付け親が牧之その人なんです!!
なお、年一回秋に出される限定品として彼の名前をとった「牧之」という銘柄もあったり、「雪男」
という銘柄は牧之の『北越雪譜』に出てくる逸話から名付けられたほど。

この「雪男」の売上の一部は「雪男プロジェクト」として、南魚沼地域の山岳遭難防止に寄付されており、
地元に根ざし、社業をもって地元に還元するという活動をされています。

そんな青木酒造が2010年にオープンさせたのが、ここ「OHGIYA CAFE」です。
米粉や国産小麦を使ったワッフルや、銘酒「鶴齢」の仕込み水にも使う水を使ったコーヒーを堪能する
ことができます!!

<営業時間> 10:30〜17:30
<定休日>  水曜日
<駐車場>  3台

所在地:日本, 〒949-6408 新潟県南魚沼市塩沢 新潟県南魚沼市塩沢181−1

まとめ

いかがでしたでしょうか?全ての物事には歴史があります。「初恋の花」カタクリも、長い雪の時代と
数年という時間をかけて、素敵な花を咲かせています。これから新しいチャレンジをしてみたいと
思っている方や、なんだか今の自分に自信を持てない方も、是非この「初恋の花」を見に来てください。
歴史を知ってこの絶景を見ることで、次に花開く自分をイメージできると思います!
ROOTEEではこれからも新潟県の素敵スポットをどんどんご紹介していきますので、楽しみにしていて
くださいね。



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